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矯正歯科とは歯並びをきれいにする歯科治療(歯列矯正)です.一般的な歯科や審美歯科では歯を削って歯並びをきれいにしますが,矯正歯科では歯を削らすに移動する事で歯並びをきれいにします.そのため,普通の歯科とは治療のシステムが異なり,患者さんには様々な疑問が湧いてきます.そこで私たち矯正歯科専門医が患者さんからよくいただく質問を定期的に掲載していきます.
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質問


口腔外科・耳鼻科受診し口腔内の拭い液検査・培養しました.口腔常在菌のみで異常はないと診断されましたが,唾液過剰で唾がべとべとで粘膜に、へばりついて指でとってみると糸を引く様な感じです。このような唾液は異常ではないでしょうか?ストレスとか精神的要素もあると説明されましたが,副交感神経過剰で唾液異常を引き起こしてる可能性はありますか?
因みに口腔内は乾燥してませんが唾液が出すぎています。不快です。


回答


歯科資料から寄せ集めたものをまとめて回答とさせていただきます。

 まず、唾液腺の細胞には漿液性細胞(サラサラ唾液を分泌)と粘液性細胞(ねっとり唾液を分泌)とがあり、耳下腺、顎下腺は漿液性唾液、舌下腺は粘液性唾液を分泌します。この3大唾液腺の分泌量は、顎下腺が最も多く次いで耳下腺で、舌下腺が最も少ないため、基本的に唾液はサラサラしているものです。
 ただ、唾液腺は交感系と副交感系からの神経支配を受けており、分泌を起こす刺激の種類やそのときの状況に応じて、サラサラやねっとりなど目的に適った質や量の唾液を分泌します。また、食道からの刺激によっても唾の分泌は誘発されますし、胃からの刺激によっても分泌が起こります(内臓性反射)。この胃食道唾液反射があることにより、食道や胃の粘膜に炎症などがあると、反応して唾がよく出ます。
 また、精神疲労や緊張によって唾液分泌が減少するのは、経験的にご存知だと思います。安静時唾液(とくに耳下腺)分泌には個人差、年齢差がありますが、睡眠時に眠りが深くなるにつれて減少するのは誰も同じです。
 生後、唾液の量は年齢とともに増加して、29歳ごろ最大に達した後は加齢に伴い徐々に減少していきます。これは、歳とともに唾液腺に退行性変化が起り、機能が衰えていくからですが、具体的には漿液性唾液の減少として表れ、唾がねっとりするようになります。
<唾液が出すぎています>というのは悪い現象ではありません。唾液がねっとりするのは基本的に分泌量が少ない場合ですが、歯周病があって出血や排膿があると唾液が多くてもねっとりします。歯周病の可能性はないのでしょうか。
 以上、冒頭で述べたように歯科資料を参考にして書いたものですので、あまり役に立たないと思いますが、これをもって回答とさせていただきます。
唾液に関しては下記の先生が第一人者です。病理学という基礎系の先生ですが、アンチエイジング外来という診療科名で診療にも当っています。一度相談されてみてはいかがでしょうか。
http://www.areanet.ne.jp/tsurumidh/aag4/aa6.html
http://www.areanet.ne.jp/tsurumidh/
http://www.areanet.ne.jp/tsurumidh/aag4/index.html

矯正歯科
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質問


先生、はじめまして。
外科手術を含めた治療の事で質問があります。
私の場合歯茎が突出していて、歯並び、かみ合わせは悪くありません。
こんな感じだと保険の適応は無理なのでしょうか?
改正したとかで審査が厳しくなったと聞いております。


回答


 昨年4月から改正医療法と薬事法が施行されたのはその通りですが、矯正医が外科矯正の適応症かどうかを検査し診断すること、そして、外科矯正となった場合に、そのための矯正と手術を健康保険でまかなう(適応する)ことに、何らの変更もありません。
 「自立支援医療(旧更生・育成医療)指定機関、および顎口腔機能診断施設機関」を掲げている矯正歯科医院であれば、患者さん側には今までどおりで何ら変わることはありません。
 問題となるのは、上記の指定を受けていない矯正歯科医院での外科矯正の話です。



矯正歯科
質問


初めて書き込みをさせていただきます。
現在29歳の女性なのですが、約3年ほど前から無意識のうちに歯を食いしばるようになり、気が付くと口の中が痺れていたり顎が痛くなっているようになりました。
特に就寝時が酷いようで、最近では睡眠にも影響が出てきました。
歯を食いしばっているのと同時に、舌にも力が入っており、上顎と舌と下顎全てがくっついていて非常に息苦しい状態です。
歯に力が入りすぎているせいか、上の前歯がグラグラするようになってきました。
歯並びが特別酷いわけでもなく、顎がずれているようにも思えないので、矯正歯科に行くべきなのか一般歯科に行くべきなのか良く分からず質問させていただきました。


回答


 食いしばりは歯科的に非常に重要な習癖でありながら、根本的な解決策を見出すことなく、今までどことなくその調査研究が敬遠されてきた気がします。その中で、食いしばりに関する臨床の第一人者は押見一(おしみ・はじめ)先生と認識しており、先生はこれまで学会誌への投稿や講演を数多く行なっておられます。(ちなみに個人的な面識はありません)。そのごく一部、学報166号の抄録でこう書いています。
 「現代人と歯ぎしり: 押見 一(押見歯科診療室・歯学博士)
 28年間歯科医をやってきて感じることは、虫歯や歯槽膿漏の治療は容易ではないが、患者に歯ぎしりについて認識し、それに対処するようアプローチすることに比べれば、かなり易しいということである。というのは、歯ぎしりは無意識の行為であるので、本人が自覚していることが少ないからである。
 夜中にギリギリやる例のでなく、昼間もやっている音も出さずにただ強く噛みしめる「食いしばり」というのも入れると、ほとんどの人がやっているのが歯ぎしりである。そしてその原因は、咬み合わせが悪いというよりは、精神的なストレスが関与しているらしいと最近は大方の意見が一致している。
 現代はストレス社会といわれているが、聖書にも歯ぎしりは登場していたようですし、人間の歴史の中で連綿として歯ぎしりは存在していたようです。いってみれば人間の喜怒哀楽の一つの表現といってもいいのかもしれません。歯ぎしりは何故悪いのかということですが、歯とそれを支えている組織(歯周組織)を破壊します。時には顎関節の方にも害を及ぼします。
 ではどうするのかですが、対症療法としてのマウスピースの着用と共に、現在の自分の生活の中に、何かストレスになることがあるのではと、自分を振り返るきっかけにすることです。そして眠る前に全身の力を抜いて、上下の歯を離し、歯ぎしリしない状態を頭でイメージし、「唇は閉じて、歯は離す」を10回程唱える。いわゆる自己暗示です。
 更に自分に適したリラックス方をとり入れて、ゆったりした気持ちで眠りに入るようにする。ある朝気がついてみたら、顎のあたりが、首の付近が涼しい自分を発見していることでしょう。」

 押見歯科診療室(押見一先生)はHPを持っていないようですので、歯科医師会のHPから診療室を引用します。
http://www.0424ha.com/shinryojo/oshimi.html
 もし通える地域であれば、押見先生の診察を受けられることをお勧めします。 

矯正歯科
質問


上の歯左右の八重歯の位置なんですが、私の場合左は正常な位置に八重歯があるんですが、右の八重歯の位置が左にくらべて、低い位置にあり、笑った時に歯茎のラインが異なりとても気になります。矯正で右の八重歯も左の八重歯と同じ位置にもってくる上方移動は可能などでしょうか?とても気になっています。


回答



 八重歯というのは上顎犬歯の位置異常で、専門的には<上顎犬歯の低位唇側転位>といい、叢生という不正咬合の典型的な形です。矯正歯科専門と思います。矯正歯科に足を運んで相談してください。

たぶん,気になっている事は解決すると思いますよ.


質問


私は20代後半です。受け口、下顎が長く矯正しようか悩んでいます。
上の歯より下の歯の方が0.5センチ程出ています。
上の歯は特に歯並びは悪くありませんが前の3本が差し歯です。下の歯は斜めに生えていたりで,きれいにはそろっていません。

差し歯でも矯正は可能でしょうか?矯正するには上下に矯正装置をつける必要があるのでしょうか?


回答


 差し歯でも矯正できるかどうかは、その差し歯、ことにその歯根の状態によります.
しかし,基本的には<差し歯でも矯正はできる>と思ってよろしいかと思います。

ただし、差し歯も動かしますので、矯正後の新しい歯列、咬合関係に合わせて、差し歯は作り替えることになると思ってください。

 治療方針がどうなるかは分かりませんが、<下顎が長く>という症状を持つ受け口は基本的にかなりむずかしい症例と考えておくべきで、片顎(上顎あるいは下顎だけ)に装置ということはまずあり得ないと思います。


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